法人口座は、どの銀行でも基本的に作成することができます。その中でも広まってきているネット銀行。ネット銀行は個人で利用することもできますが、法人で利用することもできます。今回は、法人でネット銀行を利用するメリットを紹介します。
法人口座は、ほとんどの銀行で作ることができます。例えば、メガバンクや地方銀行、ネット銀行などです。では、例で挙げたメガバンク、地方銀行、ネット銀行のメリットと注意点を紹介します。
メガバンクは、都市型銀行とも呼ばれます。
・メリット
メガバンクの最大のメリットは、全国に支店があることです。全国に支店があるため、どこに行っても取引を行いやすいというメリットがあります。国外に提携した支店を持っており、海外への振込も可能です。ネームバリューも大きく、信頼度が高いのも特徴です。
・注意点
信頼度が高い分、口座開設時の審査が厳しいという点があります。また、口座の維持にかかる手数料が高く、コストがかかります。
地方銀行は地域密着型の銀行です。
・メリット
地域密着型の銀行のため、地域のお金の流れをよく把握しています。その地域での信頼度が高く、地域限定でビジネスを展開する場合は心強い存在です。
・注意点
全国に支店がないため、地域の外に出た時に、取引を行えない場合があります。他の地域に支店がある場合もありますが、あちこちにあるわけでないので、必要な時に取引を行えない場合があります。
ネットバンクとも呼ばれています。対面ではなく、インターネットや電話などを介して取引や手続きを行います。
・メリット
口座を開設する際に店舗で行く必要なく、ネット上で完結します。24時間365日、ネット上で様々な取引ができるため、非常に便利です。また、口座の維持費が比較的安く、無料の場合もあります。
・注意点
ネット上ですべての手続きが完結するため、対面での相談ができません。
それぞれの銀行のメリット・デメリットを紹介しました。ネットはまだ知名度が低いですが、法人の口座として使用するのに、非常に便利な面をたくさん持っています。知名度があるネット銀行もあるため、そういったネット銀行を選べば問題はないでしょう。
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ネット銀行と混同しやすいのが、インターネットバンキングです。ネット銀行は、ネット上で取引を行う銀行のことです。一方、ネットバンキングはインターネットを介して行う銀行の取引サービスを指します。
簡単にまとめると、ネット銀行はネット上に存在する銀行、インターネットバンキングは銀行の取引サービスです。
似ているけれど意味が異なる言葉なので、違いを理解しておくと、混同しなくて済みます。